インペラー

インペラーは遠心力ポンプ、発電機などに利用されている羽根車です。遠心力ポンプなどの場合は、羽根車を回転させる事で遠心力が与えられてポンプ内部の液体を移動出来るようになります。この部品は羽根部分がむき出しになっているオープンタイプと側板により羽根部が覆われているクローズドタイプの2種類があります。身近な家電品にも羽根車が付いています。例えば、洗濯機や扇風機、エアコンの室外機などがありますが、これらは直接羽根車が見えるオープンタイプになっています。また、オープンタイプの羽根車を羽根カバーで覆っているのがクローズタイプで、メンテナンスを行う時には羽根カバーを取り外して行う必要があります。ちなみに、小型タイプのポンプはオープンタイプ、中型以上のポンプはクローズドタイプが使用されています。

遠心ポンプや渦巻きポンプの仕組みとは

ポンプは液体や気体などを別の場所に移動する目的で利用する設備機器です。ポンプには様々な種類がありますが、遠心ポンプや渦巻きポンプなどの場合は、羽根車でもあるインペラーを回転させる事で、液体や気体がかき回される、外方向に向かって動きだす仕組みを持ちます。壁面近くになるほど圧力は高くなり、液体の場合であれば圧力が高くなると水面が盛り上がる、中央に向かうほど水面が低くなります。これは遠心力を利用した液体の移動原理で、液体を吸い込んで吐き出す仕組みを持っています。尚、中型以上のポンプになると羽根カバーが羽根車を覆っていますが、大量の液体を効率良く移動させるために付いているもので、無限回転の渦を減らす目的で取り付けられています。尚、効率が悪くなった時には羽根形状の点検が必要です。

設備点検の必要性とその方法について

ポンプを使って液体を汲み上げる、別の装置に吐き出す遠心ポンプや渦巻きポンプは長年使い続けていると効率が悪くなる事があります。設備機器の点検は始業前点検で行っていても、インペラーの点検までは行わないケースは多いと言えましょう。羽根車の点検を行うためには、分解が必要などからも定期点検で行うケースは多いと言えます。ポンプの効率が悪くなった時に考えられるのがインペラーの破損や劣化です。新しい羽根車はきれいな羽根形状をしていますが、効率が悪くなり破損や劣化が生じた羽根は回転方向側に傾いてしまう、もしくは摩耗するなどして羽根全体が短くなるケースもあります。オープンタイプの場合はそのまま羽根車を取り外して交換、クローズドタイプは羽根板を取り外してから羽根車を交換が必要です。